成人式を迎えると、親戚や周りの方から、いろいろとお祝いをいただくことになるでしょう。
お祝いをいただき嬉しいのはもちろんですが、同時に、お返しはどうすればいいのだろう?と考えてるのではないでしょうか。
いくらぐらいの、どんな物をお返しすればいいだろう?
そもそも成人式のお返しは本当に必要なの?
などなど頭に思い浮かんできます。
そういった、成人式のお祝いのお返しについて、知りたい内容をまとめてみました。
成人式のお祝いのお返しは必要なの?
お祝いを贈ってくれる理由
まず成人式のお祝いをいただいた場合、お返しの品を送る必要があるのか?という点について書きますね。
成人式のお祝いを贈る側は、成人式を迎え、大人の仲間入りをしたことを、素直にお祝いしたくて贈ることが大半です。
それに対して物でお返しされることは、ほとんど期待してなかったりします。
それよりも、成人になったその晴れ姿を見たかったり、その言葉を聞きたい、という思いが強いものです。
お祝いをいただいたらまずは一報を
そのため、お祝いが届いたら、当日、あるいは翌日中に、電話でお祝いが届いたことの一報と簡単なお礼を伝えておきましょう。
お礼は直接会いに行くか、自筆の手紙を
そして次は、会いにいける距離であれば、近いうちに直接会いに行き、お祝いをいただいたお礼と、成人になった感想を自分の言葉で伝ましょう。
それができない場合は、自筆でお礼の手紙を書きます。
近しい間柄であればハガキでもいいですが、一般的には、便せんに書いて封書で送るのが礼儀にかない丁寧です。
手紙の内容としては、
- お祝いをいただいたことへのお礼
- 新成人になったことの感想
- これからの抱負
などを書くとしっかりしたものになりますね。
お返しをする場合
成人式のお祝いのお返しは基本的には不要、とは言うものの、けっこうな額をいただいたときは、お礼の言葉だけでは気が引けるかもしれません。
また場合によっては、親戚内の習慣で、お祝いをもらった時は返すようにしてることもあるかもしれません。
そういった場合は、以下のようにお返しの品を送るのをおすすめします。
お返しの額と品の選び方
- お返しの額は、いただいた額の3分の1から多くて半額です。
いただいた額が多い場合でも、上限5000円くらいまででいいでしょう。
これはなぜかと言うと、新成人からあまりに高額なお返しをされると、受け取った側が、逆に申し訳なく感じてしまうことが多いからです。
- 送る品は、日用品や消耗品、お菓子などが気持ちよく受け取ってもらえるでしょう。また、普段使ったり食べたりするものより、少しだけ高級なものにすると喜ばれます。
逆に、ずっと残ってしまうような物は、相手にのちのち負担を掛けてしまうこともあるので気をつけましょう。
また、お返しの金額がはっきり分かる、商品券や金券などのようなものは送らない方がいいでしょう。
のし紙の書き方
お返しの品は百貨店などで購入することが多いかと思いますが、その際はのし紙を忘れずにつけてもらいましょう。
「成人式のお祝いのお返し」と伝えれば、お店の人にすぐ分かってもらえるでしょうが、以下のようにしてもらいます。
- 表書き:「内祝」と書いてもらいます。
- 水引き(飾りの紙の糸):赤白で蝶結びを選びます
- 名入れ:成人になる本人の氏名を書いてもらいます。
名入れについては、自分で行ってくださいというお店もあるので、その場合はペンを貸してもらい自分で書きましょう。
お返しの品と手紙の同封について
お礼の品と一緒に手紙も同封したい、と考えるかもしれません。
しかしこれは、お店によって対応してくれるところとしてくれないところがあります。
そのため、手紙を入れようと思っている場合は事前にお店に連絡して確認しておきましょう。
手紙を同封してもらえない場合は、お礼の品を送る前に郵送で送っておきます。
お返しの品を送る時期
送る時期についてですが、お祝いをいただいてから2〜3週間くらいに届くのがちょうどよいとされています。
1週間では早すぎて、相手に気をつかわせてしまったり、逆に遅くて1ヶ月以上では、忘れたころに送られてきた、という印象を与えかねません。
まとめ
成人式のお祝いへのお礼やお返しにも、いろいろ作法があって、案外大変と思われたかもしれません。
こういった経験を1つ1つしていくと、大人になった実感もどんどん出てくることでしょう。